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STOPブラック企業、希望は労働組合

全国一般広島第17回定期大会宣言

全国一般広島地方労働組合として自治労広島県本部に統合し9カ月が経過する中、第17回定期大会を開催し、向こう1年間の運動方針を確定した。おりしも、8月30日投開票の総選挙の結果、民主党が308議席の獲得で「政権交代」を成し遂げ、民主・社民・国民新党の3党による連立政権を樹立し鳩山内閣が誕生した。早速の外交では、安保理における首脳会合で「核なき世界」をめざす決議が常任理事国核兵器保有国すべてが賛成し採択された。
 新政権は、労働者派遣法の改正、最賃平均1,000円、後期高齢者医療制度廃止、障がい者自立支援法の廃止、等々期待するところが大きい。しかし、法律が良くても職場で闘いがなければ「絵に描いた餅」であることは、これまで充分に経験して来たところである。
 わたしたちは、これまで以上に働く者の雇用と権利、生活を守る闘い、平和と民主主義を守る闘いに全力をあげて取り組んでいくことを確認した。
 景気が底をついたと宣言されるも、雇用不安と格差社会の中にある。冬季一時金の闘い、2010春闘に向け全員参加の運動を展開する。
 組織拡大は、組織の生命線と言っても過言ではない。財政難の今、全力で組織拡大に取り組んでいくことを確認した。あわせて、組織強化のため、日常的・定例的会議・学習会を組織し、活動家の育成に力点をおき、合理化や組合つぶしに屈しない組織を築いていく。
 政権が交代したからといって、一挙に変革するものではない。国民投票法が成立している今、憲法を守り民主主義を守るために声を出し続けなければならない。そのための各種署名活動は重要である。当面「核兵器廃絶1,000万」署名を全職場で取り組む。
 政治闘争は、自治労すいせんの呉市長選予定候補者「小村 和年」、府中市議選・自治労組織内予定候補者「小川敏男」および自治労すいせん予定候補者「水田 豊」の勝利のため取り組む。そして、来年7月におこなわれる第22回参議院選では、自治労組織内予定候補者「えさき たかし」の勝利と社会民主主義・民主リベラル勢力結集のため取り組む。
 最後に、働く者を取り巻く状況を確認し、社会の不条理に対し毅然と闘う姿勢を持ち、行動する労働組合として、そして「県内の中小労働者の揺るぎない砦」として団結し、自治労の一翼を担い全国一般合同労組運動の継承・前進をはかり飛躍していこう。
以上宣言する。
2009年10月18日
全国一般広島第17回定期大会