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STOPブラック企業、希望は労働組合

大起産業事件【働く者のために闘う、ユニオンみえ】

三菱重工の下請け企業で航空機の部品を作っている大起産業株式会社で争議が発生しています。

同社航空機事業部門工場の木曽崎工場において、組合に加入し大起産業に対して直接雇用を求めた労働者達を、
大起産業の工機事業部の常務で同工場の工場長の、天田淳一­氏が­、職場から締め出しを行った。

http://youtu.be/p7Wk6bcO5zs

●大起産業事件の経緯

2010年6月、大起産業の木曽崎工場で働いているた派遣会社ニッケイアームの外国人労働者から、
有給が取れない、偽装請負であると、名古屋ふれあいユニオンに相談があり、組合に加入し闘いがはじまりました。

2010年6月25日、三重県労働局に申告したところ偽装請負などが認定され指導が入りました。
なかには10年以上も偽装請負として働かされている人もいました。
労働者が派遣先で長く働いている場合、派遣先にはその労働者を直接雇用する義務が発生します。
この件でも、偽装請負の契約解除、直接雇用となると思っていたところ・・・

2010年7月末、会社側が労働局に「適正な請負に移行する」という改善案を出します。
しかしながら、職場の実態は全く改善されませんでした。
そればかりか、職場では多くの労働者が解雇されるという噂が広がりました。
これに危機感を抱いた多くの労働者がユニオンみえに加入し、闘いをはじめました。

2010年8月、会社側の出した「適正な請負に移行する」というプランは実効性が無いので、
職場の適正化と直接雇用を、大起産業と派遣会社に申し入れます。
これに対して、大多数の派遣労働者を送り出しているコスモ技研は、偽装請負を解消できないとして、
廃業すると言いだし、コスモ技研の社長は、大起産業での直接雇用を求めると認めました。

しかしながら大起産業は直接雇用には応じず、もう一つの派遣会社(ニッケイアーム)で再契約してはどうかと言いだします。
労働条件の切り下げ、しかも一からの雇用となることから労働者たちは直接雇用を求めました。

2010年11月30日午後、労働者たちはストライキを敢行。
大起産業側は派遣会社との契約がなくなったことを理由に実質上の解雇を宣告してきました。

ストライキ後の12月1日、職場で直接雇用を求める労働者達が大起産業から締め出されました。

大起産業(ユニオンみえブログ)
http://unionmie.blog.fc2.com/blog-category-17.html

ユニオンみえ、大起産業前で抗議行動
http://www.youtube.com/watch?v=f6wmY3P6C_I
http://www.youtube.com/watch?v=ruGc0viEJ0U
http://www.youtube.com/watch?v=5U0kA62dRi0


http://sky.geocities.jp/wataraiguntamakichou/